• 検索結果がありません。

ドライクリーニング工場許可基準 つくば市 | 建築基準法に基づく許可

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "ドライクリーニング工場許可基準 つくば市 | 建築基準法に基づく許可"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

つくば市都市建設部建築指導課

既存の引火性溶剤を用いるドライクリーニングを営む工場に係る建築基準法第48条の規 定に基づく許可に関する基準

(目的)

第1 この基準は,国土交通省から発出された「引火性溶剤を用いるドライクリーニン グを営む工場に係る建築基準法用途規制違反への対応及び同法第48条の規定に基づ く許可の運用について(平成22年9月10日付け国住指第2263号及び国住街第78号に よる技術的助言。以下「技術的助言」という。)に基づき,既存の引火性溶剤を用い るドライクリーニングを営む工場に係る建築基準法(昭和25年法律第201号。以下 「法」という。)第48条第1項から第9項までの各項ただし書の規定による許可を行 う基準をあらかじめ定め,許可手続きの円滑化を図ることを目的とする。

(用語の意義)

第2 この基準における用語の意義は,法及び建築基準法施行令(昭和25年政令第338号) に定めるところによる。

(建築物等の許可基準)

第3 この許可基準の適用の対象は,次の全てを満たすものとし,安全性の確保,周辺 環境に配慮されたものを許可するものとする。

(1)対象となる工場

この基準の施行の際,現に法第48条の規定に適合しない引火性溶剤を用いるドライ クリーニングを営む工場であること。

(2)建築物の規模等

ドライクリーニングを営む工場の規模等については,表のとおりとする。

用途地域 規模等の条件

第一種低層住居専用地域 1)延べ面積の2分の1以上が住居部分であるこ と。

2)店舗※1

部分を有すること。

3)工場※2部分及び店舗部分の床面積の合計が50平 方メートル以内であること。

(2)

第二種低層住居専用地域 1)店舗部分を有すること。

2)作業場※3の床面積が50平方メートル以内で 第一種中高層住居専用地域 あること。

かつ第一種文教地区 3)工場部分及び店舗部分の床面積の合計が150平 方メートル以内であること。

4)工場部分と店舗部分が2階以下にあること。 第一種中高層住居専用地域 1)店舗部分を有すること。

2)作業場の床面積が50平方メートル以内である 第二種中高層住居専用地域 こと。

かつ第二種文教地区 3)工場部分及び店舗部分の床面積の合計が500平 方メートル以内であること。

4)工場部分と店舗部分が2階以下にあること。 第二種中高層住居専用地域 作業場の床面積が50平方メートル以内であること。 第一種住居地域

第二種住居地域 準住居地域

近隣商業地域 作業場の床面積が150平方メートル以内であるこ

商業地域 と。

※1 店舗は,クリーニング取次店舗であること。

※2 工場は,クリーニング工場の用に供する作業場,作業に要する物品を保管す る倉庫等をいう。

※3 作業場は,クリーニング工場の用に供する作業場をいう。 (3)安全対策に関する基準

引火性溶剤の保管方法,洗濯機及び乾燥機の安全対策,作業場の防火措置,日常の 作業における安全管理対策等の安全対策については,技術的助言中の「<別添1>火 災安全性の確保の観点からの引火性溶剤を用いるドライクリーニング工場の安全対策 に関する技術的基準」によること。

(4)住環境の保全に関する基準

ア)からオ)までの基準は,建築物の敷地が第一種低層住居専用地域,第二種低層 住居専用地域,第一種中高層住居専用地域,第二種中高層住居専用地域,第一種住居 地域,第二種住居地域又は準住居地域内である場合に適用する。

(3)

操業等に伴い工場から発生する騒音及び搬入,配送等に伴って敷地内で発生する 騒音が,各敷地境界線(道路に面する部分を除く。以下同じ。)付近において,周辺 の住宅地等における状況と比較して,住居の環境を害するものとならないこと。 イ)交通量対策

店舗部分を有する工場については,敷地内又は近隣に自動車駐車場を確保するこ と。また,敷地から道路への自動車の出入口は,幅員4メートル以上の道路に設け られ,かつ,交通の安全上支障がないこと。

ウ)臭気対策

隣接地に対する臭気が,各敷地境界線付近において,住居の環境を害するものと ならないこと。

エ)振動対策

隣接地に対する振動が,各敷地境界線付近において,住居の環境を害するものと ならないこと。

オ)照明・光対策

工場から発する光及び敷地に出入りする自動車による光によって,隣接地へ影響 が生じないよう措置されていること。

カ)原動機を用いる工場設備に関する基準

原則として,ドライ洗濯機は1台,その他の設備は現に操業している台数とする こと。

(許可の申請)

第4 この基準による許可の申請及び許可通知書の交付については,以下のとおりと する。

(1)許可を受けようとする者は,違反是正計画書を市長に提出した後に,許可の 申請を行うものとする。

(2)市長は,許可申請された建築物の計画について,建築審査会の同意が得られ た場合は,その旨を申請者に通知するものとする。

(3)申請者は,建築審査会の同意が得られた旨の通知を受けた後に,申請に係わ る工事を行い,工事が完了した場合は,市長に工事の完了を報告しなければな らない。

(4)市長は,工事の完了の報告があった場合は,現地調査を行い,是正計画に適 合すると認めるときは,許可通知書を申請者に交付するものとする。

附則

(4)

- 4 -<別添1>

火災安 全性 の確保 の観点 からの 引火 性溶剤 を用い るドラ イクリー ニング工場の安 全対策

に関する技術的基準

1.引火性溶剤の保管方法等

次の(1)から(5)までに適合していること。

(1) 引火性 溶剤 を保管 する容 器(以 下「容 器」という。) は、 洗濯機、乾燥機 、ボイ

ラ ーそ の他の 機械の 設置ス ペー ス、ア イロン を用い る作業台 又は洗濯物の保 管スペ

ー スか ら水平 方向に 50cm以 上(垂直方 向については床面から 天井まで)離し た場所

に設置されていること。

(2) 容器の 設置 場所か ら水平 方向に 1m以内 (垂直方向につい ては床面から容 器上方

15cm以内)においては、電気設備について防爆措置が行われていること。

(3)容器が屋内に設置されている場合、容器が設置されている室に機械換気設備が設

け られ ており 、かつ 、容器 が設 置され ている 室全体 の単位床 面積(容器の設 置場所

が 隔壁 等によ り区画 され、 区画 された 部分内 に機械 換気設備 が設けられてい る場合

は 、区 画され た部分 の単位 床面 積)あ たり0.3m3/min の換気 量が確 保されて いるこ

と。

(4)容器は、次の①及び②に適合していること。

① 密閉できる構造であること。

② 危険物の規制に関する規則(昭和34年総理府令第55号)別表第3の2に定める基準

に適 合する 内装容 器(内 装容 器の種 類の項 が空欄 のものに あっては、外装 容器)

又は 危険物 の規制 に関す る技 術上の 基準の 細目を定める告 示(昭和49年5 月1日

自治 省告示 第99号)第 68条の2の2 に定める容器であり、 かつ、危険物の 規制に

関する規則第43条の3第1項に定める収納の基準に適合していること。

(5)固定容器については、適切にアースが設置されていること。

2.洗濯機・乾燥機の安全対策

次 の(1)から(4)までに 適合している洗 濯機及び乾燥機(洗濯 及び乾燥を同一 の機械

内で行うものを含む。)が設置されていること。

(1)洗濯機及び乾燥機には、適切にアースが設置されていること。

(2)洗濯機は、洗濯及び脱液が同一の機械内で行われる機能を有するものであること。

(3)洗濯機は、次の①から④までのいずれかの機能が設けられているものであること。

① 洗濯槽内への窒素等の不活性ガスの充填又は洗濯槽内の減圧により洗濯槽内の酸

素濃度を爆発下限界酸素濃度以下に制御する機能

② 溶剤冷却機能又は溶剤温度の上昇により、引火のおそれがある場合に機械が自動

停止する機能

③ 静電気を監視する機能に連動して、静電気が発生するおそれがある場合に機械が

自動停止する機能

④ 静電気を監視する機能に連動して、静電気が発生するおそれがある場合に洗剤の

(5)

- 5

-(4)乾燥機は、次の①及び②に適合していること。

① 処理ドラム内への窒素等の不活性ガスの充填若しくは処理ドラム内の減圧により

処理 ドラム 内の酸 素濃度 を爆 発下限 界酸素 濃度以 下に制御 する機能又は温 度制御

等により溶剤蒸気濃度を爆発下限界以下に制御する機能が設けられていること 。

② 溶剤を含む排気が作業場内に直接排出されない構造であること(溶剤回収型乾燥

機であること又はダクトで直接屋外への排気を行う措置がなされていること)。

3.作業場(洗濯、乾燥又は仕上げ作業を行うスペース)の防火措置

次の(1)から(4)までに適合していること。

(1)機械換気設備が適切な位置に設けられており、かつ、作業場のある室全体の単位

床面積あたり0.3m3/minの換気量が確保されていること。

(2)溶剤の漏出が想定される場所(洗濯機、乾燥機及び脱液後の洗濯物(洗濯かごに

入れる場合は洗濯かごの範囲。)をいう。以下同じ。)から水平方向に1m以内(垂直

方向については床面から開口部の最上端の上方15cm以内)においては、電気設備につ

いて防爆措置が行われていること。

(3)溶剤の漏出が想定される場所から水平方向に50cm以内(垂直方向については床

面 から 天井ま で)に は、ボ イラ ー、ア イロン を用い る作業台 の設置スペース 又は洗

濯物の保管スペースが設けられていないこと。

(4)作業場の床は、溶剤が浸透しない構造であること。

4.併せて講じるべき日常の作業における安全管理対策等

こ のほ か、引 火性溶 剤を用 いる ドライ クリー ニング 工場にお いては、日常の 作業に

おけ る安 全管理 を徹底 するこ とが 必要不 可欠で あり、法第48条 第1項から第9 項まで

の規 定に 基づく 許可の 際に、次の (1)から(5)までが適切に実施 されるよう安全 管理の

体制及び方法を確認する必要がある。

具 体的 には、 安全管 理の責任者 を定め、次の(1)から(5)まで に関する安全管 理のチ

ェッ クリ ストを 作成し て見や すい 場所に 掲示し 、又は 分かりや すい場所に常備 するこ

とに より 、作業 時に確 実に確 認さ せる等 安全管 理を徹 底させる 体制及び方法に ついて

許可の条件とする必要がある。

(1)人体、作業服等の帯電防止

① 作業場内に除電板、静電気除去ブラシその他の人体の静電気を適切に除去するた

めの器具が設置されていること。

② 溶剤の容器を開閉する際、洗濯機若しくは乾燥機に洗濯物を入れる際又は洗濯物

若し くは乾 燥機か ら洗濯 物を 出す際 には、 あらか じめ除電 板に触れる等に より静

電気を適切に除去すること。

(2)溶剤の管理

① 溶剤の保管容器は、使用時以外は蓋を閉じておくこと。

② 溶剤の保管容器は、ゴムマット等不導体の上に設置しないこと。

③ 溶剤の管理に当たっては、取り扱う溶剤の種類に応じて、それぞれの製品安全デ

(6)

- 6

-④ 洗濯時 にお いては 、溶剤 に洗剤を添加す ることにより 、溶剤の体積抵抗率 を109

Ω・m以下に保つこと。

(3)機械の管理

① 洗濯機、乾燥機その他の機械の使用に当たっては、取扱説明書に従って機械の保

守点 検、機 械及び 器具類 の清 掃、フ ィルタ ーの交 換その他 の管理を適切に 実施す

ること。

② ライター等の異物を洗濯機及び乾燥機内に混入させることのないよう、衣類等の

洗濯物を洗濯機及び乾燥機に投入する前に事前点検を行うこと。

(4)作業場の管理

① 1.(2)及び3.(2)により電気設備の防爆措置を行うことを必要とする範囲にお

いて は、ラ イター ・たば こ等 火源と なるも のを持 ち込まな いこと。また、 溶剤の

保管 容器や 洗濯か ごなど 溶剤 の漏出 が想定 される 可動性の ものについては 、その

可動範囲をあらかじめ作業場に明示しておくこと。

② 溶剤の付いたウェス等の布、繊維くずを機械、溶剤の保管容器等のそばに放置し

ないこと。

③ 使用する溶剤に応じて、危険物の規制に関する政令(昭和34年9月26日政令第306

号) 別表第 5に基 づきそ の消 火に適 応する ものと される消 火設備のうち、 第五種

の消 火設備 が作業 場内に 設置 されて いるこ と。た だし、危 険物の規制に関 する政

令第20条第1項第1号又は第2号に該当する場合は、当該各号に定める消火設備が設

置されていること。

④ 前号に掲げる消火設備については、取扱説明書に従い保守点検を適切に実施する

こと。

(5)このほか、ドライクリーニング作業の作業に当たっては、クリーニング業法(昭

和25年 法律第207号)、消防法( 昭和23年法律第 186号)、労働安全衛生法(昭和47年

参照

関連したドキュメント

1  許可申請の許可の適否の審査に当たっては、規則第 11 条に規定する許可基準、同条第

鉄道駅の適切な場所において、列車に設けられる車いすスペース(車いす使用者の

領海に PSSA を設定する場合︑このニ︱条一項が︑ PSSA

基準の電力は,原則として次のいずれかを基準として決定するも

3.3.2.1.3.1 設置許可基準規則第 43 条第 1 項への適合方針 (1) 環境条件及び荷重条件(設置許可基準規則第 43 条第 1 項一).

本変更以前の柏崎刈羽原子力発電所 6 号及び 7 号炉の「設置許可基準規則第 五条 津波による損傷の防止」に適合するための具体的設計については「発電

授業設計に基づく LUNA の利用 2 利用環境について(学外等から利用される場合) 3 履修情報が LUNA に連携するタイミング 3!.

この標準設計基準に定めのない場合は,技術基準その他の関係法令等に